統計の本を読んだ正直な感想。5分で分かる統計を使うコツ実践で役立つ、プレゼンに使いこなすコツ

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統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書)
門倉貴史著

の本から学んだ、統計を誰かを説得するための材料として活用するための
方法やコツをシェアしたいと思います。
まず、あとがきにこの本のエッセンスが簡潔にまとめられていましたので、引用いたします。

統計数字は、一人一人の個人、あるいは一社一社の企業活動を集計して、
ひとつの数字に集約しているので、
個人や企業が全体としてどのような動きをしているか把握するのに便利。
もし統計がなければ、
自社製品が売れなくなったら、
それは景気が悪くなった事が原因なのか、
自社の製品に魅力がないことが原因なのか判断できない。
統計は重要な役割を果たしている。

統計数字が個人の実感とずれる。驚く事は無い。
個人の実感は、日々の限られた行動範囲の中で生じるもの。主観も入る。
大きな集団を客観的に集計した統計が示す数字との間に、
ある程度のズレが生じるのは避けられない。
個人の実感=サンプル数が少ない
統計数字=サンプル数が多い

※少数の人だけでなく、国民の大多数が統計数字と実感のズレを感じるなら、
統計数字の方が現実を反映していない。
あるいは統計数字が意図せずウソを付いている可能性あり。

そのときどうする?
統計数字の作成方法までさかのぼることで、
なぜ数字と実感のズレが生じるのかが分かる。
統計数字がどのように作成されているか、
そのルールが分かれば、多くの場合、数字と実感のズレに納得のいく説明がつくもの。
統計を鵜呑みにせずに、疑ってかかることで、
統計数字を解釈するセンスが磨かれていきます。

統計を使うとき

世の中の傾向・状況を把握したいとき

自分だけの知見だと、自分の周りの世界しか分かりません。
統計を知る事で、世の中の流れ、傾向が分かります。

誰かを説得するときに、説得材料として使う

仕事で統計を使うときは、この使い方が多いのではないでしょうか。
説得するコンテンツのサポート材料として、
統計を使うことがあるのですが、上手く使うことで、説得力が倍増します。

統計は役に立つ?

このように、統計をうまく使うと役立つのですが、
僕が普段の仕事で統計を使う場合は、
正直な感想は、なかなか扱いづらいです。
なぜか。

自分の説得材料とピッタリ合った統計が見つけずらい

自分の説得材料そのままを、
しっかりデータで裏づけしてくれる統計情報はなかなかありません。
母集団が違っていたり、
統計の計算方法にこちらが意図しない加工が含まれていたり、
といった具合で、十中八九、上手い統計情報に巡り合えません。

自分が説得する内容に対して、再現性がある統計情報を見つけづらい

「○○にしましょう。そうしたら△△になりますから」
という説得をするためには、その裏づけをするデータに再現性が求められます。
統計情報は、あくまで傾向であるので、
再現性という点では、別の計算をしなければいけません。(再現率とか)
その点で、使えるデータにするために、データ加工が必要になります。

統計が実感とズレる

統計自体が、バイアス(主観)が入っているので、
実態を表していないことが多いにあります。
よく言われるのが、平均値のワナですね。
平均貯蓄額が、1700万円という統計が出ていましたが、
僕も含めて、実感として「そんなにない」と思っていらっしゃる方もいると思います。
また、平均年収についてもよく言われますよね。
統計での平均値が実感と合うときは、
正規分布に近い統計結果になった場合です。
正規分布からずれれば、ずれるだけ、
実感とずれていきます。

どう統計を使うと良いのか。

本にかかれていたのは、
統計数字の作成方法まで遡ることで、
統計数字と実感のズレが分かると書かれていました。
ここまでは分かるのですが、
実際にどのように統計を使うのかというところのヒントが得られませんでした。

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統計を使いこなすには

母数が多いもの(どれだけのサンプル数があれば良いかはケースバイケース)

母数が少ないと、結果の信頼性が分かりづらいものです。
例えば、このブログのアクセスを上げようとして、
何か施策を打ったとします。
結果、アクセス数が10→20に上がったところで、
200%アップしたから、この方法で今後全ての記事で展開しよう!
とはならないと思います。
母数が少なすぎてデータの信頼性が少ないからです。
もし、アクセスが元々10000程度あって、これが20000になったら、
先ほどのデータよりも、より説得力があります。

統計結果から傾向が分かるもの

データを取ってみたものの、どのデータもバラバラになりすぎていて、
傾向が見えない場合があります。
そうすると、データを取ったはいいけれど、そこから何も言えない。
ということがあります。

統計数字の計算方法が分かるもの

統計数字を、どのように計算されたかが分かるのが大事です。
政府機関の統計などですと、計算方法が丁寧に説明されているものが多いです。
そもそも世の中にある統計データ自体が、
なにかを訴えたり、アピールするために作られていることが多いです。
なので、統計データ自体が中立的な立場ではなく、
なんらかの主観が入っていると思ったほうがよいです。
その前提に立つと、統計数字が出来るまでに、
どのような計算をしたかが分からないと、
統計をどのように扱うべきかが判断がつかないのです。

統計作成団体は、聞き手が信頼できる団体のものが良い
(身近に近い団体が、より信頼される)

自分が有名な団体であると思っていても、聞き手側にその認識がなければ、
信用してもらえないということはよくあります。
聞き手側とのコミュニケーションの中で、
どのようなデータを信頼しているのかを事前に知っておくことで、
どのような統計を使うと自分の説得資料をサポートできるかが分かります。

継続的に統計を取る場合は、同じ団体の統計データを使い続ける事が大事

関連することでいうと、経営基盤がしっかりしている団体のデータを使うことです。
もし、その団体の経営が危うくて無くなるなんてことがあると、
その後のデータが取れなくなります。
そうすると、継続別の統計手法で作成された別の団体のデータを使うことになります。
計算方法や母集団が異なるデータを一緒に扱うことは信頼性を損なうので、
結局、必要な統計データを全て揃えなおすことになります。

自分だけの統計(実績データ)を記録するのが大事

メモレベルでいいので、記録を付けていく事が大事です。
世の中の統計が実感が得られないのは、
自分の身の回りの現象とのつながりが持てないからです。
これを解消するには、
まずは自分の身の回りの現象、実績を記録を取っていき、
それを統計情報と結びつける方法が良いです。

身内のデータが信用される

同じ業界、同じ会社内のデータであると、より信頼されます。
統計情報は、どうしても自分とは縁遠いと思われがちです。
身近なデータを一緒に用いることで、説得力が増します。

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